世界の雇用及び社会の見通し 2018 仕事でグリーン化

更新日:2019/03/15

世界の雇用及び社会の見通し 2018

仕事でグリーン化

ILO 著

田村 勝省 訳

2019年3月 発行

定価 3,500円

ISBN:978-4-907600-59-4

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・  序文、目次、エグゼクティブ・サマリー

概要

『世界の雇用及び社会の見通し2018:仕事でグリーン化』という今回のレポートでは,仕事の世界は本質的に自然環境と結び付いているということが示されている.この文脈で,グリーンな経済に向けた前進は緊急を要するものであり,仕事の将来について鍵を握る要素となっている.本レポートでは,世界経済のグリーン化は全体として仕事の増加に帰結するということも証明されている.地球温暖化に伴う気温の上昇を2℃以下に抑制する措置をとることが,結果としてどのように世界全体で1,800 万の追加的な仕事の増加をもたらすかを示す最初のレポートとなっている.循環経済を採用することからも雇用面でプラスの効果を期待できる.雇用における結果としてのこのような増加の背後には,新たに創出される多くの仕事と失われる仕事がある.それ故,公正な移行を確実なものにするためには,社会的保護とスキル開発を緊密に組み合わせることが必要とされる.

環境にかかわる目的がディーセント・ワークも促進し,そしてディーセント・ワークの進展が環境の持続可能性にも資するのを確実なものにすることにおいて,本レポートは,社会的対話と一貫性のある政策がどのようにして極めて重要な最初の一歩になるのかを示している.社会的保護政策は,環境悪化がもたらすマイナスの影響から個人やその家族を保護するために決定的に重要である.そして社会や環境の面での目的を同時に推進するために社会的対話を活用することができる.スキル開発は,雇用の増加とより良い仕事を伴う部門に労働者が移動するのを支援する.スキルは革新,投資,そして社会的公平性を促進する.

分析では,世界全体から得られた最善の慣行の具体的な実例が示され,さらに持続可能な開発目標(SDG)との緊密な相乗作用が強調されている.本レポートは,環境持続可能性の推進は仕事の世界にとって望ましいものであり,この課題の実現は社会的正義のためには急務であると主張している.

目次

序文

謝 辞

エグゼクティブ・サマリー

1 環境の持続可能性とディーセント・ワーク

はじめに

A. 経済成長,ディーセント・ワーク,および環境悪化

B. 環境持続可能性に向けた進展とディーセント・ワークに向けた進展の関係

C. 仕事と環境の緊密な結び付き

結論

参考文献

2 雇用,およびグリーン経済における労働者と雇用者の役割

はじめに

A. グリーン経済への移行に伴う仕事の創出と破壊

B. グリーン・ジョブ

C. グリーン企業:移行において鍵を握っている主体

結論

参考文献

3 規制の枠組み:統合,パートナーシップ,そして対話

はじめに

A. 国際的なレベルでの環境保護と労働問題の統合

B. 国レベルの法律および政策においてディーセント・ワークを主流化

C. 社会的対話を通じて職場をグリーン化する

結論

参考文献

4 労働者と環境を保護する

はじめに

A. 貧困,社会的保護,所得保証,および環境の間のつながり

B. 気候変動という状況下での失業保護と構造転換

C. 現金給付プログラム

D. 公共雇用プログラム

E. 生態系サービスへの支払い

F. シミュレーション

結論

参考文献

5 グリーン経済への移行に向けたスキル

はじめに

A. スキル開発の規則および政策

B. 経済をグリーン化するためのスキル開発プログラムとイニシアティブ

C. スキルにかかわる政策やプログラムの制度的な構造を考える

結論

参考文献

補遺

補遺1

補遺2

補遺3

補遺4

参考文献

用語集

著者紹介

ILO(国際労働機関)

ILO は1919 年に,ベルサイユ条約によって国際連盟と共に誕生した.第1 次世界大戦後の社会改革に対して高まる懸念,そしてあらゆる改革は国際的なレベルで進められるべきだという確信を体現するものとして設立された.
第2 次世界大戦後,フィラデルフィア宣言によってILO の基本目標と基本原則が拡大され,力強く再確認された.宣言は戦後における独立国家数の増大を予見し,大規模な対途上国技術協力活動の開始を明言した.1946 年,ILO は新たに設立された国際連合と協定を結んだ最初の専門機関となり,創立50 周年にあたる1969 年にはノーベル平和賞を受賞した.

ILO駐日事務所 ホームページ

訳者紹介

田村 勝省(たむら かつよし)

東京外国語大学および東京都立大学卒業.

旧東京銀行および関東学園大学教授を経て翻訳家.


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