企業の名声 ――トップ主導の名声管理・回復十二か条

更新日:2009/05/31

企業の名声(レピュテーション)

――トップ主導の名声管理・回復十二か条

レスリー ゲインズ= ロス(Leslie Gaines ‐ Ross) 著

西谷 武夫 監修

田村 勝省 訳

2009年5月 発行

定価 2,000円(+税)

ISBN 978-4-903532-47-9

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・  序文、目次

概要

企業の名声は一夜にして失われ、経営者の信用は一瞬にして地に落ちる!名声や信用を快復するには少なくとも4年はかかると著者は言う。経済不況の今こそ信用と名声の維持に最大の努力が必要である。やがて経済は回復し、その努力は報われるのだ。名声や評判のマネジメント・コンサルタントが豊富な事例をもとにトップ主導による名声の維持・回復法を解説。

目次

謝辞

序文

本書を書くに至った動機

本書の執筆について

本書の目的

内容

だれ向けの本か

但し書き

名声の喪失は古くも、新しい回復戦略は必須

パートI

第一章 企業にとって名声は重要課題

引き金

名声の大きな利点

第二章 名声の喪失

名声の侵食

関与という新しい評判のルール

第三章 第二幕(回復努力は着実に一歩ずつ)

評判の上昇

一つずつ

パートII

第四章 レスキュー

ステップ一:興奮を冷ます――まずはリーダー

ステップ二:不断にコミュニケーションを図る

ステップ三:批判者と競合他社を過少評価するな

ステップ四:会社の時計をリセットする

結論

第五章 巻き戻し

ステップ五:何が間違っていて何が正しかったのかを分析する

ステップ六:測定に測定を重ねる

結論

第六章 修復

ステップ七:文化を正す

ステップ八:変化をつかみ取る

ステップ九:メディアを有効活用する

結論

第七章 回復

ステップ十:良いニュースを宣伝する

ステップ十一:ダッシュではなくマラソンを公約する

ステップ十二:名声リスクを最小化する

結論

パートIII

第八章 飛翔への復帰

名声の喪失はほとんど不可避

名声回復には有効期限がない

名声の傷は自業自得であることが多い

新たな名声の危険が待ち受けている

評判探知レーダーはぜいたく品ではない

評判が輝いても天使になるわけではない

名声は現在も将来もCEOの仕事である

収益を超越して

名声資本ルール

著者紹介

レスリー・ゲインズ= ロス(Leslie Gaines ‐ Ross)

世界的なPR 会社であるウェーバー・シャンドウィックの信用問題チーフストラテジスト.
CEO と企業の信用分野における画期的な調査研究の立案を行い,その調査には賞が与えられ
ている.著者の影響力のある思考のリーダーシップと,信用に対する洞察力は,http://www.
reputationRx.com と同博士のブログhttp://www.reputationXchange.com に示されている.

監修者紹介

西谷  武夫(にしたに たけお)

ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド株式会社 代表取締役社長
上智大学卒.1966 年から1971 年,在蘭のアムステルダム観光協会及び同振興財団で,日本
からの観光および直接投資の促進活動に従事.1971 年に国際ピーアール株式会社(現在の
ウェーバー・シャンドウィック)入社後は,日本企業の海外進出および外国企業の日本進出
に伴う広報活動を中心に異文化間のコミュニケーション業務を担当.日本企業の海外活動に
あたってはメディア戦略だけでなく,対政府,地域社会等との好関係を構築する渉外業務を
幅広く手がける.自動車,電気通信,製薬産業分野の他,コーポレート及びカントリー・ブ
ランディングが専門分野.1993 年代表取締役に就任,現在に至る.

訳者紹介

田村 勝省(たむら かつよし)

1949 年生まれ.東京外国語大学および東京都立大学卒業.旧東京銀行で調査部,ロンドン支店,
ニューヨーク支店などを経て,現在は関東学園大学教授,翻訳家.
1985 年~ 1990 年 高校教諭等
1990 年~現在 日本語教師,翻訳業
翻訳書:『新しい金融秩序』(日本経済新聞社,2004 年)
『ウォール街 欺瞞の血筋』(東洋経済新報社,2005 年)
『グーテンベルクの時代』(原書房,2006 年)
『ドルはどこへ行くのか』(春秋社,2007 年)
『謎・なぞ ――歴史に残るミステリー』(一灯舎,2008 年)
『世界開発報告2009』(一灯舎,2008 年)
『アメリカ大恐慌(上下)』(NTT 出版,2008 年)
『大転換 ――帝国から地球共同体へ』(一灯舎,2009 年)


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